再調整ピアノ8つのポイント!

牛久保ピアノ
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再調整ピアノができるまで8つのポイント

再調整ピアノができるまで8つのポイント

牛久保ピアノの再調整ピアノは、ピアノを熟知した調律師が丁寧に整備をしています。 自社工房で修理・再調整をおこなっておりますので、他店に比べて価格も安く抑えられます。 1台1台の状態は違いますので、細部まで確認して作業をおこなっております。 ここでは再調整ピアノが仕上がるまでの工程をご紹介します。

①解体・状態チェック

まずは「外装」とピアノの心臓部である「アクション」、さらに「鍵盤」を解体します。 消耗している部品はないか?可動部分など湿気を吸って動きが悪くなっている箇所はないか?チェックします。 ヤマハのピアノは時代によってフレンジコードとよばれる糸状の部品が切れやすくなっています。 今後切れる可能性があるので末永く使用できるよう、新品に交換します。

②アクションと鍵盤調整

チェックした部品の交換・調整をおこないます。湿気がピアノの部品に入り込むと、タッチを重くしたり、 鍵盤が上がってこないなど、様々なトラブルの原因になります。入念に確認して作業をおこないます。 またマフラーと呼ばれる弱音機能に使われるフェルトなどは、状態に関わらず、全て新品に交換してあります。

③掃除・サビ落とし

解体が終わったら内部の掃除・サビ落としです。 弦・チューニングピンのサビはもちろん、 バランスピンやフロントピンという細かい部品まで、全て手作業で落としていきます。

④外装クリーニング・塗装

外装の状態はピアノによって様々です。 全て塗装をなおしている物から、部分的に塗装した物、 大きな傷はないのでクリーニングをしてコストを抑えた物などがあります。詳細はお気軽にお問い合わせください。

⑤整調

ピアノの内部の調整の事を、「整調」といいます。 整調には多数の工程があり、その1つ1つに役割があります。 この工程をすべて1からやり直していきます。ピアノ本来の音・タッチが最大限に引き出されます。

⑥調律

次は音律をそろえる調律です。調律しながらスムーズに発音しているか確認します。 音が大きくずれているピアノは、1回の調律では音律が落ち着かないので、完成するまでに2~3回の調律をしていきます。

⑦整音

音律をそろえた後は整音です。 整音とはその名のとおり、音を整える作業です。 ピアノは弦をハンマーという部品で打って音を出しますが、 長年弾いているとハンマーの先端がつぶれて硬くなってきます。 そこでファイリングという作業をして、ハンマーを元の丸い卵型に削りなおします。 この作業により音はだいぶ良くなってきます。

次は細かな整音工程です。全体を通して聴くと、少しムラがあります。 そこでハンマーに針を刺して、音を整えていきます。 針はハンマーの先端には刺さず、肩と呼ばれる部分に刺していきます。これによりバランスのとれた良い音色に仕上がります。

⑧総検査

フタを取り付けて再調整ピアノの完成です。

当店ではピアノの再調整を常駐の調律師が行っております。 ピアノ1台1台にあわせた作業を行い、より良いピアノに仕上げています。お探しのピアノが見つかると思います。 ショールームでは試弾もできますので、お気軽にお立ち寄り下さい!